スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PC水冷化について

WaterCooling

PCの水冷化において、一番注意しなければならないのが電蝕です。
今回はこの電蝕について紹介したいと思います。


<電蝕問題>
電蝕って聞いた事ありますか?

例えば暖房設備の配管等で、異なる金属の配管同士を接続させた場合に電蝕は起こります。暖房設備で電蝕するということは明らかに設計ミスです。電蝕が起こると特定の金属(アルミが多い)が腐食し、配管内部の金属が腐って剥がれ落ち、まず管が金属片で詰まります。それが進行すると結果的には配管に穴があき漏水してしまいます。

水冷PCでも同様に水冷パーツ間でこの電蝕が発生するのです。
最近の水冷パーツはアルミ(アルマイト含む)・銅・ニッケル製が主流で、ニッケルと銅では電位差が少ないので電蝕は起こりにくいですが、特にアルミと銅は最悪で必ず電蝕します。

CPUとチップセット水枕には銅製のものが多く、VGA水枕やラジエターにはアルミ製が使われているメーカーが多いです。これらを知らずに普通に組んでしまうと、知らないうちに電飾し冷却水が濁り、パーツ内部が腐食し剥がれ落ち、気付いた頃には既に手遅れで漏水してしまうという事態が発生します。こういった事例がたくさん報告されていますのでご注意ください。

電蝕防止に一番効果的なのは、異種類の金属を使わないことです。
アルミ製で統一するのは無理があるので、銅製パーツで統一させるのがベストです。

特に銅製水枕とアルミ製ラジエターの組み合わせは最悪です。
冷却水(精製水)に防蝕添加剤を加えても一時凌ぎ程度にしかなりません。

また、最初から添加剤が含まれているクーラント(冷却液)も売っており便利なのですが、例えばThermalTake社の1L冷却液とかは1%ほどしか添加剤が入っていないそうです。精製水と添加剤を買ってご自分で作るのがベストでしょうね。


<アルミ製ラジエター>
ThermalTake CL-W0098


Tt社製の外部設置用のアルミ製ラジエターです。
これは完全にラジエター部分がアルミ製なので、確実に電蝕を誘発します。

銅製との混同運用には十分注意が必要です。防蝕添加剤も何も使わないで運用したら間違いなくこのラジエターから穴があき、それも短期間で水漏れするでしょう。


<アルミ製水冷セット>
ThermalTake Tribe VX CL-W0081


Tt社製のポンプ・ラジエター・リザーバー一体型の外部設置用の水冷セットです。
ラジエターはアルミ製なのに、CPU水枕は銅製が付属とかありえませんね。
ここの製品は電蝕なんて考えてませんから、普通にこういったものを販売しています。


ThermalTake BigWater760i CL-W0121


Tt社製のポンプ・ラジエター・リザーバー一体型の内部設置用の水冷セットです。
こちらも同じでラジエターがアルミ製で水枕は銅製です。


ThermalTake VD4000SWA


Tt社の水冷パーツ一体型のケースです。
フロントに設置されている3連ラジエターもアルミ製なので注意が必要です。


ZALMAN RESERATOR XT


最近発売されたZALMAN社のポンプ・ラジエター・リザーバー一体型の外部設置用の水冷セットです。ラジエター部の放熱板はアルミ製でアノダイズド(アルマイト処理)が施されていますが、電蝕防止に効果があるとは言えませんし、アノダイズドはアルミ本来の熱伝導率を大幅に低下させますので、放熱部分には向いていないと言えます。

ただ、Zalmanはアルミ製パーツを多く販売していますので、お勧めはしませんが水冷システムの全構成をZalmanのアルミ製で統一して運用すれば問題なさそうです。あと必ず同社専用の防蝕添加剤入りの冷却液を使うなどしてください。

ただし、銅製パーツと併用することは控えてください。一つのパーツが銅製だったことで、全アルミ製パーツに腐蝕が始まります。防蝕添加剤を入れれば問題ないと思っている人もいるかもしれませんが、100%防げるものではないですし過信は禁物です。それにアルミアルマイト処理とはいわゆるメッキ加工なので、製造工程で100%ピンホールを防げるかといえば微妙ですし、防蝕性には疑問点が多いようです。



どうせ水冷セットを購入するなら、CoolingLabさんで販売しているこちらのH2O Basic Setのようなオール銅製のものがお薦めです。ラジエターの種類も選べますし、環境に応じてBTOが可能です。


<アルミ製VGA水枕>
Swiftech Stealth G80


各社の8800系の水枕を調べてみましたが、ほとんどアルミを使っていますね。
こちらのSwiftechのモデルもそうです。


ZM-GWB8800


Zalmanの低価格で人気のこの水枕ももちろんアルミ製です。
アノダイズド(アルマイト処理)がされており、アルミの酸化被膜を形成するものですが電蝕には強くありませんので注意が必要です。

多くの電蝕発生例が報告されており、この点からもアルマイトの防蝕効果は薄いと言わざるを得ない。また、アルマイトはアルミの熱伝導率を大きく低下させる為、熱交換部への使用には適さない(Wikiより転載)。


Koolance GeForce 8800


Koolance社製の水枕です。比較的高価な部類の水枕ですが、ヘッド部分にはアルミが含有されています。
(High Density Copper, 21k Gold Plating, Anodized Aluminum, Steel)
銅、21金、アルミ、鉄を使用しています。


innovatek Cool-Matic G80


innovatek社製の水枕です。これもアルミ製になります。

こう各社の水枕を調べてみると意外と価格に限らず、アルミを使用しているメーカーが多いことに気づきます。ではオール銅製の水枕はあるのかというと、今のところ2社だけと思います。


<銅製VGA水枕>
Alphacool OTC-FLAT GF 8800


この水枕ですが、私も使っています。
オール銅を使用するため、コインほどの厚さで超薄型の構造で圧損が少なくなってます。
銅はアルミよりも質量が大きいのでオール銅になると重くなってしまいますが、薄型にすることで回避しています。これでも持った感じはずっしりと重いくらいです(555g)。



アルファクール社製は基本的に銅製のパーツしか取り扱いしていないこともあり、同社で統一すれば安心して水冷化できます。ただ、この水枕の欠点としては下方向にしかチューブを接続できませんので、上に向けるには別途エルボ等が必要になることですね。


Danger Den 8800GTX


DD製のGTX用銅製水枕です。本当はこれが欲しかったのですが完売です。
国内では完売で個人輸入するか中古を買うかしないと入手困難でしょう。

実際に国内で水冷パーツを主に取り扱っているオリオスペックさんとCoolingLabの庄司商店さんでは入荷できないそうです。GTXはもう新規購入者の見込みがないのが理由かな。G80のGTS用はまだ在庫あるようですが、それだけGTSは人気なかったんでしょう。こういった商品は数百単位で輸入しなければ採算が取れないですからね。



この水枕の良い点はチューブを上下方向に取り付け可能な点です。複雑な循環経路でも簡単に対応できるので便利ですね。欠点としては重量が結構あるところでしょうか。

さて、色々と水冷パーツを紹介してきましたが、まだまだ沢山あります。
パーツの材質はメーカーによって異なりますし、それぞれで特徴があることもわかったと思いますし、購入する際は必ず材質を確認するようにするといいですよ。

それとアルミ製やアルミアルマイト製の中古品は絶対買わない方が無難です。
よくオークションとかで売りに出しているのを見かけますが、使用期間なんて実際当てになりませんし、電蝕している可能性が大です。もしピンホールなんかあれば数週間で穴があくことさえあります。

もし買ってしまった方がいれば、使用する前に清掃すると思いますが、水や精製水を入れてガンガン振って見て下さい。その水に金属片が混入していれば電蝕で腐蝕している可能性が高いでしょうね。あと分解できるものは一度内部を確認した方が無難です。外見だけでは決してわかりませんから注意しましょう。

これから水冷システムを考えている方の参考になれば幸いと思います。


ランキング参加してますので良かったらクリックしてね!
FC2 Blog Rankingブログランキング・にほんブログ村へ
関連記事
スポンサーサイト

テーマ:自作・改造 - ジャンル:コンピュータ

この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿
















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
→http://murder.blog15.fc2.com/tb.php/270-cf83bab0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
*Viewing
Top Page
Profile

MURDER

  • Author:MURDER

Calendar

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

All View
List Box

New Entries & Comment

RSS
Search

BlogRanking

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。